社長のひとりごと

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  • SENSHIN日記 by社長

社長のひとりごと

2025/08/01
本日から葉月。

近藤博道老大師による『凛々孤風不自誇』見事な一行書です。



平成二年の墨蹟日暦において、天龍寺前管長の平田精耕老大師に揮毫して頂いてから、三十五年振りにお願いした書です。入社四年後に知った言葉ですが、禅語と言えるのか定かではないですが、先代は、この老大師には、この言葉を拝受したいと言う思いが強い人でした。平田老大師には、旧制中学の先輩ということもあり、とりわけ親しくご指導を受け賜っていたように思います。それ以来、私の脳裏には、ずっとこの語があり、近藤博道老大師に揮毫賜われた事は望外な喜びです。








2025/07/29
朱扇(3)

暑中お見舞い申し上げます。昨日の午後、車の外気温の表示は41度になってました。実際の気温は、表示より下回ると思いますがアスファルトの路上は、かなりの熱さだと思います。



清風をお届けします。円覚寺元管長の無影樹老大師の『清風入家宝』です。家族が暑さに負けずに、元気に「ただいま」と帰宅する幸せは、何にも代えられない家宝であるんだと考えます。合掌。




2025/07/28
朱扇(2)

今日の京都も朝から日差しが強く、極暑であります。



最近では、男性の日傘をさされる姿を当たり前に見かけます。20年前と比べて、暑さの質が変わったように思います。



今回、紹介させて頂く朱扇が、弊社に有るご縁は定かではないのですが、妙心寺28代管長の布鼓庵老大師の『仰げば愈好し』(不ニ図)であります。小生が入社した当時に管長に出ておられて、相見をさせて頂いた事は有りませんが、臨済宗青年僧の会主催の墨蹟展の会場に視察にお越しになられた際に穏やかな笑顔で、侍衣和尚と通り過ぎられたのを、緊張しながら拝した記憶があります。合掌









2025/07/25
朱扇

夏の外出時には、扇子は必需品です。普段使いにはなりませんが、仏具の一種として、禅宗の僧侶方が持たれている朱扇。晋山式の引き物等で頂いたり、製作をご用命を受けたりします。今回は、先代が大森曹玄老大師から拝受した貴重な真筆の朱扇を紹介します。『老鶴萬里心』あまり、ポピュラーな禅語ではないように思います。老大師とは一度のみ相見させて頂きました。学生時代に、東京中野の高歩院にて、鞄持ちで先代に付いて行った折です。穏やかな笑みの中に、厳しさを秘めていられるような威厳を感じたのを覚えています。先代が大変に尊敬しており、拝受した老大師からの書簡を額装して、自宅の客間に掛けていました。間違いなく、昭和の名僧で在られたと存じます。合掌。







2025/07/23
祇園祭 後祭り

山鉾巡行を明日に控えて、祇園祭の運営の重臣で在られて、京都ロータリークラブ98代会長を務められた長谷川忠夫氏とツーショットです。会長をされた時に、小生が幹事をさせて頂き、一年間、密に女房役として過ごさせて頂きましたのは生涯の思い出です。今の京男の代表格であられます。祭終了まで、残り八日間、乗り切って頂きたいです。