社長のひとりごと
- 2025/07/17
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祇園祭 山鉾巡行。
今日は、朝から雨天となり、巡行関係者の方々にはお辛い事となりました。
弊社も、長年に渡り、函谷鉾さんとご縁を頂き、冊子の制作等で関わらさせて頂いてます。
一昔前には、禅居庵先住職の上松正明師が宵のコンチキチンを聴きに、奥様と鉾までお越し下さり、出店している我々に、差入れをして下さる事が数年続きました。良き憶い出であり、時の移り変わりに恨めしい感情が拭いきれないでいます。祇園祭を終えると、厳しい残暑の中、先祖、恩師の霊を敬う最も大切な仏教行事である『お盆』を迎えることとなります。
- 2025/07/14
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夏雲奇峰多
京都も祇園祭の鉾も建ち、夏本番を迎えております。テーマの語句の通り、夏のむくむくと出ている入道雲、青空の中に、様々な姿を見せてくれます。自然法爾そのものの姿です。
私が入社して間もない35年前に、妙心寺の『心の花園』カレンダーの担当をしていた時の話しです。経験も浅くて禅語にも馴染みの無い時に、妙心寺の担当の僧侶が、則竹秀南老大師から拝受された墨蹟を前にして、「これは、何と読むのか、千眞さんなら分かるやろ?」と尋ねられました。詳細は忘れましたが、前の日に、老大師から、この墨蹟を見せて頂いてので覚えていました。意地悪な質問に対して、少し、自信無さげに、『夏』ではないでしょうか?と芝居っけたっぷりに言いました。すると『流石に千眞さんやなぁ。』と言って頂きました。夏雲を見る度に思いだすトピックスで有ります。
素晴らしい墨蹟を久しぶりに眺めて嬉しいです。
- 2025/07/10
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弊社の改革。
日暦の現物がまだ完成していない、この時期は、制作ニュースとしてのご案内を毎年させて頂いてます。近年は『ゆうメール』として、郵便局が配達する形態をとっており、すっかり定着しています。従来は、封筒に入れてお届けしてましたが、郵便料金の値上げが尋常でなく、変革が必要となりました。今年より、封入する必要のない圧着仕様のカタログにさせて頂きました。重量の問題もあり、情報をギュッと押し込めた内容になっております。創意工夫無くして、未来はないようです。
- 2025/07/09
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茶禅一如八月。
寶積玄承老大師の墨蹟です。曹洞の墨蹟と同じく『竹』の語句になりました。老大師は、昨年に、花園大学を退官されました。長年に渡り、花園大学の根幹である『禅』の教育、指導にあたられて、薫陶を受けられた方には、今の臨済界をリードされる面々も多々おられます。霊西交流にも、長年に渡り、足跡を残された我が国を代表する禅僧であられます。
- 2025/07/08
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辱くも来社下さいました。
建仁寺法務部長.禅居庵住職の上松正宗和尚が拙社にお運び下さいました。先住職の時にご縁を頂き、御自坊の役員をさせてもらってますので、いつも御指導を賜ってます。以前に購入した夏物作務衣を、初めて着てお待ち申し上げました。