社長のひとりごと
- 2025/11/02
-
亡き母の誕生日。
本日は、享年78歳で亡くなった母の誕生日でした。生きていれば96歳の誕生日を迎えていたことになります。有難い事に、今日は、日曜日なので、朝の仏壇の読経を終えて、外国人観光客をかき分けて、天龍寺の弘源寺に、除草作業とお参りに参じました。晩年は、自身の誕生日会の為に、一族が集まる事を何よりも幸せに思っていました。母から、孫の代まで繋がる縁を大切にしなければいけないと言う私への遺言であったと思います。亡くなって20年近くなりますが、今では母のひ孫も4人いてます。今生かされている事に感謝して手を合わせてきました。
昨日の法輪寺様の達磨忌にて、法要後の佐野泰典和尚より、興祖微妙大師650年遠諱を2年後に控えて、諸行事が動きだして最中、法灯が脈々と引き継がれて今がある意義深さを解いて下さいました。
この2日間で、縁を繋ぐ大切さを学び、感じた次第です。合掌。

- 2025/11/01
-
霜月となりました。
昨年に妙心寺管長に上られた霧隠軒老大師に、初めての墨蹟をお願いする際に、思案しました。昭和47年度の『心の花園』日暦は、当社が企画、販売しておりました。その際に、梶浦逸外老大師から拝受した『虚心』がシンプルで、語意の通り、先入観無く素直な気持ちでお願いした次第です。
この月は、無心とはいきませんが、一心で生業に励む所存です。


- 2025/10/31
-
ご縁
11月1日〜9日までの期間、清水寺 成就院にて、『安倍昭恵✖️裕人アート展』が開催されます。全く面識等繋がりは無いのですが、安倍昭恵様の書の朱印帳と一筆箋を弊社で作成させて頂く縁を賜りました。期間中に販売されると思いますが、紙質、デザインなど、グレードの高い物だと思います。縁を持って作成し納めさせて頂く事例も増えてきました。感謝します。



- 2025/10/22
-
微笑会総会に出席
急に寒くなった京都 妙心寺に参りました。法堂にて、山川宗玄管長猊下の特別講演を拝聴させて頂きました。テーマは『伊深夜話』でした。生命ある限り、自分の本分を務める大切さを、色々な逸話を紹介して下さりながらお示し頂きました。由良の興国寺の釈迦本尊を拝したいと思いました。四十年近く前に、前社長と、『禅画報』の編集長と拝山した事を憶い出してました。至福の時間でした。


- 2025/10/21
-
京都学 受講。
本日は、随分と前から、申し込んでいた大西英玄師の講義を受講させて頂きました。
明日の京都を見据えての大切な心持ちを僧侶の立場から解いて下さいました。『和』『心』『時』『行』の項目に分けて、普段の話し口調と変わらずよどみなく淡々と話されるのに驚きました。先ずは、『老舗の智慧』たるものを享受して下さいました。永年、培われてきた京都の商売人の同業者であれど、良い物作りを目指して自他共に和を持って時代を生き抜く大切さであります。拝聴しながら、父が50数年前に、柴山全慶老大師より、本願寺前の同業者が立ち並ぶ仏具界隈を例に出されて、『今後、同じようなカレンダーを出す会社が出てくるやろうけど、真似されたとか、ケチな考えを持つなよ。あの界隈もあれで皆共に栄えているやろ。』と釘を刺して下さったと話してくれた事を思いだしました。
年々歳々、世の中は利便性が進歩し、効率良く暮らせるようになってますが、大切なのは心である。日常の中で感じる小さな気づきから、大きなものに変換される動向を忘れてはならない。
過去、現在、未来を行ったり来たりして、過ちが有ったにせよ、今をこれからどうするかを考える事の大切さ、陰徳を積み、己れを忘れて他を利する、よりごのみしない自分作りをしなければならない。
色々と身に沁みる講義内容でしたが、言葉にしようとすると上手くまとまりません。小生には有り難い、学びでありました。感謝。合掌。








