社長のひとりごと

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  • SENSHIN日記 by社長

社長のひとりごと

2022/11/09
『文化庁移転の意義』

上記のテーマで、京都ロータリーにおいて、山田啓二 前京都府知事の卓話を拝聴しました。



人口減少化の中、地域の活性化を図る事が、重要課題になるとの事でした。文化の力は、物に価値を付けることが出来る。従来の文化財の保護のみに固執するのでなく、京都ならではの、映像、ゲーム、情報ツールを世界へ発信する為の移転である。京都人の誇り、自信を取り戻し立ち上がることに意義がある。多岐に渡って、熱く語って下さいました。



明治時代を機に、都が東京に移った歴史的事実があるものの、天皇の住居と言えるのは、東京と京都御所しかないのを踏まえて、京都の住民として、文化庁の移転は、当然の流れとして、迎えいれたいと思いました。

2022/11/08
永源寺 瑞石会に出席。

秋晴れの永源寺、紅葉もそろそろです。本堂にて、瑞石会の顧問をされていた武村正義氏の追悼回向等が行われました。管長猊下から、ご挨拶にて、『八十歳になって、身体不調が表れてきたが、頑張る。』と言われ安心しました。昼食の後、お席に挨拶に行ったら、和顔施を賜り有難かったです。




2022/10/31
微笑会総会に出席。

妙心寺の微笑会は、寺宝の数ある文化財を修復して護持する事を目的とする外郭団体です。リアルに総会されるのは、コロナ禍の影響で、3年ぶりでしょうか。以前から、伺ってましたが、今年は、円覚寺派管長猊下青松老大師が、記念講演をされるとの事でしたので楽しみにしてました。テーマは、『鎌倉 禅の淵源』とされました。第一伝栄西禅師から、第十一伝大応国師までの流れをご教授して下さりました。禅文化のみならず、金山寺味噌、醤油、尺八なども伝わり、延々と交流が続く二国間ですが近将来に中国が日本領土を巡って、侵略戦争を仕掛けると予言する知識人もいるのが実情です。



嘆かわしい事です。我が国としては、敵⚪︎味方なく、平等に慈悲の心で接する(怨親平等)のこころをもって、難局を乗り切る大切さを説いて下さったようにも思います。鎌倉時代から、祖師方が、当時の逆風の中、苦労されて築かれた臨済禅が脈々と繋がっている事に感謝し、菩提心を大切にしたいと強く思った次第です。1時間足らずの、さらりと語られたご法話でしたが、こころに染みるものでした。感謝。








2022/10/21
ドラフト会議総括

先日、ドラフト会議の希望的展望を紹介させて頂きましたが、画像で紹介した選手から、2名を指名出来たら成功と申し上げました。結果は、珍しく、大体の予想通りの松尾捕手の一本釣りでした。その他の紹介した選手の指名は無かったですが、先発投手、リリーフ投手、内野手とバランスの良い指名となり、まあまあの結果となりました。



本日、禅居庵様の開山忌にて、護摩木法要があり、その中の願い事の一本に、ベイスターズのドラフト会議戦略の成功を祈願させて頂いた甲斐がありました。感謝です。



今年の開山忌は、私にとっては感慨深いものが有りましたが、秋晴れの中、厳修されたのは、この上ない悦びでした。








2022/10/16
「人の役に立つ」ということ

今日の朝刊のコラムに懐かしい言葉があった。講演を拝聴して、著書も拝読した佐々木閑先生のコーナーであった。



幼い頃から、父に、「人よりも先に先に」「人の役に立つ人間になれ」と言われてた事が蘇りました。



父が、盛んにその言葉を息子に言った背景を考えてみた。長年の映画会社の勤めに見切りをつけて、苦労の末、弊社を設立に至るのですが、五十年前に、初めて相見を許された山田無文老大師に、開口一番、「菩提心とは?」と問われたと聞いた。閉口する父に、老大師は、「菩提心とは、己未だ救われざるに、他を利するべし。菩提心を起こせ。菩提心を起こせ」と続けられたそうである。その、緊張感と、圧倒的な老大師のオーラは凄まじかったと後日談として、私の心中に染み付いている。この出会いが起因していると考える次第です。



墨蹟日暦の月々の、老大師が揮毫下さる言葉に、『支えられました。生きるチカラが湧いてきました。感謝です。』など、類似した感想を、言って下さるお客様から、寄せられる事は、望外な喜びです。



小学生の私に、懸命に働く後ろ姿を見せ続けた父に対して、生業を通して、言い付けの万分の一でも果たしているのかなと思い、自惚れています。